大阪私立学校校医会

学校紹介

大阪成蹊女子高等学校・成蹊こみち幼稚園の眼科校医として

東淀川区医師会 春田眼科医院 春田龍吾

 大阪成蹊女子高等学校は大阪市北部、東淀川区の阪急電車相川駅近くにあり、私のクリニックからは一駅離れています。成蹊短期大学と成蹊こみち幼稚園を併設しており、大阪府内の高校としては在籍者数が4年連続第1位のマンモス女子高校です。現在の在校生数は、なんと1458名で年々入学者数を増やしております。歴史も古く今年で86年を迎える伝統校で学内のコースもキャリア進学コース、キャリア特進コース、幼児教育コース、スポーツコース、音楽コース、美術科コースの6コースが有り、非常に多彩な女子の集まりとなっています。

 毎年5月の初旬の木曜日、朝から一日かけて学校健診、歯科検診、体力測定の全てを行いますが在校生が多いため、一日で全学年の健診を終える事は眼科校医一人では困難なため応援の先生をお願いして行っています。健診の内容は、眼位、眼球運動、およびアレルギー性結膜炎等の結膜角膜のチェックを主体に行いますが、女子高校の性質上コンタクトレンズの装用者が多く、コンタクトレンズの適正な使用が為されているかのチェックと指導にも時間をかけています。

 幼稚園の方は女子高校より1キロほど離れた、井高野と言う地区にあり、阪急相川駅から離れた周囲は住宅街の静かな場所にあります。横を安威川が流れていて静かな環境にあります。園児数は3歳児から5歳児まで250名で、年に1回春に健診を行い主に眼位、アレルギー性結膜炎等を診ています、また未就学児童なので、視能訓練士を同伴して視力検査、色覚検査も行っています。

 また短大が女子高校に隣接しているので、在校中の外傷、急病などについては、女子高生、幼稚園児ばかりでなく短大生も保健室より紹介されて医院の方まで来院します。随時診察をし、引き続き経過観察が必要な場合には、地元の眼科受診の診療情報提供書を書いたりする事もあります。

 成蹊学園は、女子高校、幼稚園、短大と多くの学生、園児が通学登園していますが、これからも微力ながら眼科学校医活動を通して子供たちの健康を守って参りたいと考えております。

 諸先生方におかれましては、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。